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  更新時間:2003年11月18日17:11(北京時間)



モスクワに100円ショップ 人気呼ぶ品質・日本的感覚





  モスクワ市郊外に9月、「100円ショップ」がお目見えした。モスクワ市の要請を受け、日ソ貿易(本社・東京都中央区)が日本の100円ショップ「シルク」と提携して出店した。関税や輸送費がかかるため、1品あたりの価格はちょっと高めの50ルーブル(約200円)。日本と異なる人気商品には、ロシア人の生活文化が透けて見える。

  モスクワ市中央から車で40分ほどの静かな住宅地。地元住民が訪れるスーパーの一角に、120平方メートルを陣取る。

  日本食チェーン「ヤキトリヤ」など、日本人の感性を前提にした店がブームになっていたことから、市の外郭団体の幹部が「100円ショップはどうか」と日ソ貿易の水野茂樹社長に提案したのが発端だった。

  「100円ショップに並ぶ品物は、日本文化の縮図と言っていい。現代の日本人が何を使っているのかを体験してもらうことも交流の布石になる。同時にロシア人の嗜好(しこう)をみる、市場調査という意味合いもある」と水野社長は語る。

  陳列されているのは現在3千品目。売れ筋は土鍋に万能包丁、ネクタイ、工具セットといった日用品が多い。日本の100円ショップの売れ筋が電池や排水口ネットなど、消耗品が多いのに比べると、長持ちしそうなものに人気が偏っている。

  隣のスーパーをのぞくと、水きりボウルが38ルーブル(152円)、おたまが34ルーブル(136円)で売っている。ラグビーボール大のパンは約5ルーブル(20円)、牛乳の大型パック約20ルーブル(80円)、地下鉄の乗車料金が7ルーブル(28円)と、生活必需品や公共料金がとにかく安い。

  だが、ロシアの普通の家庭に出回っているのは、うまくはり付かないラップだったり、密封できない保存容器だったり。きちんと機能を果たすだけでロシアでは「高級品」となってしまうものも少なくない。

  また、ロシア人には調度品を小型化して持ち歩く、という日本人の感覚も新鮮に映るようだ。カード型電卓や携帯用目覚まし時計、ミニ扇風機に目をとめ、店員に尋ねる客の姿が目立つ。

  本当にロシア人が使うのか、と思うような品も、意外な需要を呼んでいる。丼専用の鍋を買った女性は「目玉焼きをつくるのにちょうどいいフライパン。助かるわ」。

  均一価格で売るシステムは、ロシアにほとんどないと言っていい。「すべて50ルーブル」と書かれた赤い紙が所々につるされているのに「これいくら?」と店員に尋ねる客が後をたたない。小学生の男の子の母親は「文具をまとめてこの値段で買えるのが、ちょっと信じられない」と10色セットの水性ペンを購入した。

  「広告宣伝はせず地域密着型で育てていく」と水野社長は話している。

  写真:商品は日本と同じ=モスクワ市内で

  「asahi.com」2003年11月18日

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