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  更新時間 :2006年05月20日15:15 (北京時間) 文字

不法投棄情報に1千万円の懸賞金 兵庫・家島の6漁協


  兵庫県姫路市の家島諸島周辺の6漁協が、海への不法投棄の目撃情報など、有力な情報提供者に最高1000万円の「懸賞金」を出すことを決めた。最近、コンクリート片や残土など産業廃棄物の不法投棄が相次いでおり、最悪の場合には船が転覆する恐れもあるからだ。23日には漁船100隻で「海底クリーン作戦」も実施する予定。漁協関係者は「命がかかっている」と必死だ。

  産業廃棄物が投棄されているのは、家島諸島の沖合5〜10キロの範囲。地元の坊勢(ぼうぜ)漁協によると、今年3月末から底引き網漁船の網に、握り拳大のコンクリート片や粘土のような建設残土がかかり始めた。他の漁協からも発見情報が寄せられたことから、4月上旬に姫路海上保安署へ通報した。

  しかし、その後も不法投棄は止まらず、投棄範囲も拡大。現場付近はカレイやエビなどの漁場だが、このままでは網が傷んだり、船が転覆したりする恐れがあるため、懸賞金を出して情報を募ることにした。

  対象となるのは容疑者逮捕につながる情報提供者で、裁判で証言できることも条件。坊勢、家島の両漁協は、14年前にも1000万円の懸賞金を出し、不法投棄の情報を募ったことがある。坊勢漁協の上村広一・代表理事組合長(63)は「当時は情報を基に、大阪や淡路島まで行って不審船を捜した。逮捕には至らなかったが、本気だということが通じ、投棄はなくなった。今回も本気でやります」と話す。

  23日のクリーン作戦は、底引き網漁船100隻で不法投棄された産業廃棄物を引き揚げる。姫路海上保安署も測量船を出し、不法投棄の実態を調査する予定だ。

  「asahi.com」 2006年5月20日

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